発達障害者の就労支援にはどのようなものがありますか?

発達障害という言葉があるのですが、小さなお子さんだけが対象のものではありません。
そもそも発達障害というのは先天性の脳機能障害だと考えられており、具体的な原因などはわかっていないのです。
このことから治療できない疾患だとされており、多くの人が悩んでいるといっても良いでしょう。
しかし、早期に発見をして療育をしていくことで社会生活を支障なく送れる程度には、改善することができますので、働きたいと考える人も少なくありません。
そこで発達障害を持つ人の就労支援について解説してみます。

障害者の法定雇用率について

近年では障害者の就労支援も積極的になってきていて、障害者の法定雇用率も引き上げられています。
発達障害のある人で障害者手帳を取得している人もいるのですが、そこまでの症状がないことから一般の就職を目指す人も少なくありません。
そこで発達障害の人に向けた就労支援をいくつか紹介していきます。
厚生労働省によると、ハローワークにおいて発達障害の人のための就労支援を行っています。
個人個人の障害特性に応じて就職できるように相談に乗ってくれたり、就職をした後にその職場に定着できるまで支援を続けてくれますので、安心して働ける環境を手に入れることができるでしょう。
また、事業主に対しても発達障害の労働者を雇用するきっかけを提供するために、トライアル雇用奨励金というのを提案しています。

すぐに就職をするのではなく、就職できる、または長く仕事を続けていくための技能が欲しいという人のためのプログラムも存在しています。
若年コミュニケーション能力要支援者就職プログラムというものなのですが、発達障害などが原因となってコミュニケーションを上手くとれない求職者に対して、相談に乗ったりなどの就労支援を行っているのです。
また、ハローワークだけではなく、地域の障害者職業センターや発達障害者支援センターなどと連携をすることで、幅広い対応をしてくれます。

他にも職業能力開発として、発達障害を持つ人を対象に就労できるように訓練をするコースなどもあり、専門的な職業訓練をしてくれることもあります。
また、ジョブコーチ支援というのも有名です。
発達障害者が職場に適応するための就労支援として開始されたものですが、職場にジョブコーチと呼ばれる人を派遣することで、きめ細やかな支援をしてもらうことができるでしょう。
同じ職場にいて支援をしてもらえるので、周囲の人への理解という面であったり、悩みの相談にしても具体的に話ができるでしょう。
話が上手くできない発達障害の人にはお勧めの支援制度だと言えます。
現在では様々な就労支援がありますので、自分の目的にあったものを見つけるためにも、まずはハローワークに足を運んでみてください。

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