発達障害の進学では何に注意すべきですか?

発達障害のお子さんを持つ親御さんの悩みとして大きいのは進学でしょう。
現代の日本では未だ学歴が幅をきかせており、学歴が優秀であることはそのまま社会に出た時の選択肢を増やすことでもあります。
そこで発達障害を抱いているお子さんの進学に悩む親御さんも少なくありません。
近年でこそ義務教育の間であれば、発達障害のお子さんに対応できる教育機関も増えてきましたが、高校、大学となると難しくなっていきます

また、受験というものが関わってくるので、特定分野には強くても他の分野は弱いという発達障害の特性は損をしてしまいがちです。
そこで発達障害の進学で注意すべき点をいくつか紹介してみましょう。

好き嫌い・得意ジャンルなど偏りが激しい?

発達障害のお子さんの進学を考えた時、やはり気になってくるのは得意教科の偏りです。
良い分野に関しては最高クラスであっても、興味のない教科では最低クラスというのも珍しくはありません。
結果、総合して考えた時に偏差値が低くなってしまうことから、進学が難しいということもあるでしょう。
また、上でも触れたように高校、大学となると受け入れ体制が整っていないこともあり、学力的には問題がなくても入学できないというケースがあるそうです。
そこで近年では通信制の高校に通うという人も少なくありません。
通信制の高校と言っても発達障害の受け入れを可としているところがあり、さらにそこからの進学などの相談にも乗ってくれるでしょう。
他にも相談先としては、市区町村で行っている支援窓口がありますので、そこで聞いてみるのも1つの手段です。

進学のさらに先となる就職のことを考えると、発達障害を持つお子さんの場合は早い内から興味のある分野で技術や知識をつけていくという選択肢もあります。
発達障害というハンデがある以上、一般的な職種である営業職などは向いていないと言わざるを得ません。
しかし、興味のある分野なら人一倍強いという特性を活かすことによって、専門分野で活躍する人も沢山いらっしゃいます。
多くの場合、専門職は学歴というよりは本人の実力次第という側面もありますので、進学よりも専門学校に通わせることで技術や知識を与えた方が良い場合もあるのです。

親御さんからすれば将来も安泰な企業や公務員などをお勧めしたいという気持ちはわかるのですが、発達障害のお子さんの場合は進学よりも現実的な側面を見た方が良いことも少なくありません。
その辺りの判断がつかないというのであれば、専門家に相談するのが一番です。
本人の意思を尊重してあげることも大切なので、一概に進学しなさいと押し付けるようなことは避けてください。

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