発達障害の薬物治療はどんな注意点がありますか?

発達障害の治療方法の中には、薬物を用いたものがあります。
薬物治療と呼ばれているのですが、簡単に書いてしまうと薬での治療です。
発達障害は先天的な脳の機能障害なので薬物治療に効果があるの、と疑問に思ってしまう人もいるかもしれませんね。
ここでは発達障害における薬物治療と、その注意点について考えてみます。

薬物を用いた治療について

まずは発達障害において薬物治療を行うケースについて考えてみましょう。
基本的に薬物治療と言っても、病院で治療を受けていればかぜ薬のように処方されるというものではありません。
問題となる症状が強く出ており、日常生活を送るのにも支障が出ているという時や、うつ病などを併発し二次的な障害が出ている時などに処方されます。
例えばですが、広汎性発達障害の場合ですと、感覚過敏などで精神的に追い詰められてしまうケースが良くあるそうです。
この時に、気持ちを安定させる神経伝達物質であるセロトニンの作用を強める薬を使ったりすることがあります。
薬によって精神的に落ち着きを取り戻すことができますので、使いどころが難しくはありますが、有用な手段だと言って良いでしょう。
ただ、常用するようなことは避けたいので、その点は医師と相談をしながらお子さんのケアを第一に考えてあげてください。

副作用には十分観察が必要です

薬物治療の注意点ですが、代表的なのは副作用です。
特にうつ病の治療薬である向精神薬や抗不安薬というのは、副作用が出やすいものでもありますし、発達障害の場合は服用量についても厳しく管理をしなくてはいけません。
一般的に保険診療で使われる薬というのは副作用が出にくいものではあるのですが、それでもまったくない訳でもありません。
特に発達障害を持っているお子さんの場合は、自分から不調を上手く訴えることができない可能性が考えられますので、親御さんとしても注意をしながら見てあげるようにしてください。

向精神薬の副作用としては眠気が起こってしまったり、反応が弱くなってしまうというのが一般的な副作用です。
過度に食欲が増進してしまうというケースもあり、この場合は肥満に注意しなくてはいけないでしょう。
他にも女性の場合ですと生理不順を起こしやすくなったり、時には痙攣などを起こすこともあるそうです。
抗不安薬の副作用としては、眠気やふらつきを起こしてしまうのが代表的です。
気分や行動を安定させてくれる薬なのですが、副作用として反対に興奮をしたり、落ち着きをなくしてしまうケースもあります。
このように薬物治療における副作用は、使われる薬によっても異なりますので、処方された時は必ず確認するようにしてください。

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