発達障害の感覚過敏とはどのようなものですか?

発達障害は一般的に他人とコミュニケーションを取るのが苦手な症状だと考えている人も多いのですが、実はそれだけではありません。
発達障害の中には感覚過敏という症状があり、それに苦しんでいる人というのも少なくないようです。
ここでは発達障害における感覚過敏について考えていきましょう。

人間の五感に異常をきたす?

そもそも発達障害における感覚過敏とはなにかということですが、ある特定のものに対する感覚が異常なまでに敏感になってしまうことを指します。
人間には五感があり、見る、聞く、臭う、味わう、接触などの感覚が代表的です。
この五感の内、いずれかが異常に敏感になってしまうものだと考えてください。
身近な例で言いますと、敏感肌の人だと化粧品は勿論ですが、洋服1つとっても化学繊維だと肌荒れを起こしてしまうということがありますよね。
これと同様に、感覚過敏の場合は触られるだけで、異常な感覚を感じてしまうことがあるのです。
他にも、発泡スチロールがこすれるキュキュという音が苦手であるというケースや、コップの飲みくちのところの感覚が嫌だというようなことなども該当します。
これらのことは発達障害を持っていない人でも心当たりがあるかもしれませんね。
ただ、なんとか我慢できる範囲であったり、気をつけていれば問題ないというレベルに収まっているでしょう。
しかし、感覚過敏の場合は我慢できるというレベルにはないのが特徴です。

小さなお子さんの場合、遊ぶときには大声で騒いだりすることが多いですが、その時の声が苦手だというケースもあります。
この時、我慢できないくらいの不快を感じていると、友達と遊ぼうという気持ちがなくなったり、特にうるさい子には叩いてしまったりする気持ちを想像するのは難しくありませんよね。
ここで重要なのが、我慢しなさいと言ってしまったり、何もしていないのになんで叩くの、と怒ってしまったりしないことです。
発達障害を持つ子どもからすれば、とても理不尽なことで怒られていると感じてしまうでしょう。
発達障害を持たない人からすれば、なかなか理解できない話かもしれませんが、こうしたケースがあることも考えておき、その子に適したフォローをすることが大切になってきます。

発達障害における感覚過敏は、個人個人にあると言ってもよく、なかなか見極めが難しいかもしれません。
しかし、良く観察していると、これが嫌なのかなと想像がつくことも多いので、しっかりとお子さんを見てあげるようにしてください。
また、理由がわかった時は叱るのではなく、しっかりと対応できるフォローを考えるようにすべきです。

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