切なすぎる夢

今日、夢を見ました・・・

中学生になったばかりの息子が、きれいに芝生の刈り込まれた広い公園に、同じ年頃の男の子たちといます。

そこには全部で20人ぐらいがめいめいで遊んでいました。

息子は誰かと遊ぶでもなく、ひとりで公園の隅のほうで、木の太い幹を上る虫を突っついて遊んでいます。

他の子たちには親なんて付いてきてないのに、なぜか私だけ公園のベンチに座って息子の様子を観察しています。

そのうち幾人かの男の子たちが野球をしようと言い出し、「俺も」「俺も」という感じで公園にいる男の子たちが次々に加わっていきます。

はじめは公園にいるのは男の子だけだと思っていましたが、男子勝りの女の子も何人かいたようで、その子達も加わりました。

息子は公園で野球が始まりそうなことに気づいているのですが、自分から加わっていこうとしません。

ついに公園にいる子たちは息子以外は全員集まって、チーム決めをしようとしています。

ベンチで様子を見ていた私はいたたまれなくなって、思わず息子のところへ駆け寄り「ほら、僕も入れてって言ってきなさい!」少し強い口調で息子の体をプッシュしていました。

息子はその後押しを待っていたかのように、でも頼りなさげな足取りで集団のほうへと走っていき、何とか仲間に入れてもらえたようです。

少し離れたところからその様子を見た私は少しホッとしていました。

チームが決まり、子どもたちは二列に整列して向かい合い、先攻後攻を決めようとしています。

なぜかバスケットボールのスタート時のように、各チームの代表が向かい合って立ち、審判が上げたボールを自分のチームのほうへ打てば、先攻後攻の決定権を得られるということになったようです。

そして、なぜか息子がボールを上げる役に選ばれていました。私はそれを10mぐらい離れたところからそれとなくチラチラ見ている感じです。

息子はその場にいる皆が見守る中でボールを上げようとするのですが、上手く上げれません。何度やってもきちんと上げれないのです。

ボールを真上に上げようとするたびに、とんでもない方向に飛んでいき、そのうち段々と子どもたちの間で文句が出はじめています。

私は心の中で「どうかちゃんと上がってくれ。ちゃんと上がってくれ」と必死で念じ続けるのですが、全然ダメなのです。

子どもたちはあきれた様子で、おそらく息子に別の誰かと代わるよう強く言っている様子なのですが、息子自身は全く表情を変えず、というか仮面のように無表情で、つかんだボールを決して離そうとせず、ひたすら何度も何度も上げ続けるのです。

またいたたまれなくなった私は、息子のほうへ走っていき、手にあるボールを無理やり取って他の子に渡し、「こっちに来なさい!」と息子を公園の外へ連れて行きました。

他の子たちはワーワーと騒ぎはじめて野球が始まったようです。

みんなから見えなくなると、息子は急に顔中を真っ赤に小鬼のような形相になって、目に涙をいっぱいに浮かべ、とても興奮した様子で、まくしたてるように話しはじめました。

その内容が全く意味不明なのです。「ジェット機に乗っていたんだ。墜落しそうで怖かったんだ。」

そういった内容のことを、興奮して泣きながら一生懸命に私に伝えようとしてくるのです。

普段は、発達障害の子はすばらしい可能性を秘めているんだ、と固く信じている(信じたい)私も、このときは息子の様子を見て、発達障害ゆえの不憫さに頭も心も真っ白になるようなショック状態に陥っていました。

ここ数年泣いたことなどなかったのに、目から玉のような涙がボロボロとこぼれ落ち、どうにも止まらなくなってしまいました。

そして、息子を固く強くギュッと抱きしめ、「苦しかったんだね。苦しかったんだね。」
何度も何度もそうつぶやいていました・・・

「息子に告知すべきときは、今かもしれない。」頭の中でそんなことを考えはじめていました。

そんな夢でした。

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