進化した発達障害になるための3つの条件

「進化」と「発達障害」、何だか相容れない言葉のように感じますよね。

でも、動物、植物、この自然界の生きとし生ける物はすべて成長し進化しています。それなのに、発達障害だからといって、進化できないと考えるべき理由はありません。

一般には、発達障害の子の支援というと、何とか社会に適応して生活に支障のないようにとか、少々の問題行動があっても受け入れてもらえるような進学先や就職先をという話になってしまいます。

これらはすべて子ども自身を今の社会に合わせようという発想から生まれています。まるで今の社会が完全で欠陥などない場所であるかのようですね。実際はそんなことないのに。

一方で、発達障害だったと言われる有名人たちのことを考えてみると全く逆の視点が見えてきます。

坂本龍馬、エジソン、アインシュタイン、スティーブ・ジョブズ、ビル・ゲイツ、スピルバーグ、ウォルト・ディズニーなどの著名人は何らかの発達障害を抱えていたと言われています。

これらの人々は自分を社会に合わせようとしてきた人々ではなく、むしろ社会の変革者でした。

自分を進化させ、同時に社会に新しい風を起こして影響を与え、社会のほうを変えてきたのです。

こうした偉大な実例に思いをはせると、他人に迷惑をかけないようにひっそり生きることだけを目指すかのような支援は、親にとっても子にとっても夢がないと感じるのは私だけでしょうか。

もちろん自分の子が世界を変えるとか、そんな大それたことは考えていません。

それでも親が子どもの可能性をどこまで信じてあげられるかということは、子どもの自己評価やチャレンジする気持ちに大きく影響を与えると思うのです。

別に大きな変革でなくても、小さなことの変革者でいいんです。

まわりの人に合わせることだけに気を使って生きていく人生ではなく、自分からまわりに良い影響を与えて、感謝されて生きていくようなそんな子に育って欲しいのです。

私がこのような考えに至ったのは、アスペルガーADHD発達障害改善マニュアルを通して、いわば開眼したからです。

このマニュアルを理解すると、発達障害の子は他より劣った者としてこの世に生を受けたのではなく、使命をもって他とは異なる者として発達するように生まれてきたことが分かります。

ですから周りがその使命に気づき、ふさわしい支援を行ってあげれば、発達障害の子は進化していき、誰も想像できないダイナミックな人生を送る可能性を秘めていると思います。

でも、どうすればそのような進化(成長)が可能になるのでしょうか?

私がアスペルガーADHD発達障害改善マニュアルをはじめ、関係する脳科学や栄養学の文献を個人的に研究する中で、進化の条件として3つのポイントが見えてきましたのでシェアしたいと思います。

条件1 人間脳を鍛える

人間の脳は、その機能から大きく3つの部分に分かれると言われています。その3つとは、爬虫類脳・哺乳類脳・人間脳です。

爬虫類脳は生存本能、哺乳類脳は感覚や情動、人間脳は思考や論理を司っており、どれも人間が生きていくために不可欠な働きをしています。3つの脳についての詳しい解説はこちら

発達障害者は、人間脳の発達が他の多くの人よりも弱い特徴があるようです。しかし、その分だけ爬虫類脳や哺乳類脳と呼ばれる動物の脳が発達しています。

この動物脳の発達が感覚の鋭さを生み、芸術や科学などの分野で優れた才能を発揮する人がいるわけですが、一方で人間脳の脆弱さのために動物脳の機能を支えられないということが起きてしまいます。

もう少し詳しく言うと、通常の人は受け取る情報に無意識のフィルターをかけて漫然と全体を把握しようとしますが、発達障害者は強力に発達した動物的感覚とそれを制御できない脆弱な人間脳のゆえにフィルターなしで大量の情報を脳にインプットしようとします。(認知的脱抑制といいます)

この機能によって自分が関心を持ったことに対しては他人が驚くほどの意識の向け方ができるわけですが、一方では入ってくる情報が多すぎて人間脳による処理が追いつかないという問題が生じています。

それゆえに衝動的な行動が多くなったり、怒りなどの感情のコントロールが難しかったり、自分の気持ちを上手に表現できない状態なので、その恐れから人との関わりを無意識に避けるようになってしまうのです。

これを解決するには、動物脳の強力なパワーを支えられる人間脳へと強化させることです。

ちょうど筋トレで筋肉を増大させるかのごとく、脳を鍛えることで脳のスペックを上げて人間脳の対応力を増大させようというわけです。

研究によれば、発達障害者は脳の神経細胞に欠損があるというよりも、神経細胞同士を結合するシナプスの形成・維持に不調があると言われています。

つまり、必要な素材はすべて揃っているのであり、後はその素材同士を結びつける神経回路の組み方の問題であるというわけです。ですから、人間脳に刺激を与えて頑強な神経回路を作れば、人間脳を強化することが理論上は可能と言うことになります。

そのためには、療育と言われる「発達のリハビリテーション」が必要となりますが、それだけでは不十分です。

性能の低いPCにどんなに高機能のアプリケーションを入れてもまともに動作しないと同じように、まずは体の一器官としての脳自体を健康でパワフルにしておく必要があります。

具体的には、食事から取る栄養が土台となりますが、単に脳に必要な栄養素を取り入れるというだけでなく、有害な食品や化学物質を避けるということが大切です。

発達障害の食事療法について詳しくはこちらのサイトを参考にして下さい⇒ 発達障害が治る食事(発達障害改善研究所)

条件2 腸を鍛える

腸は人間の健康にとって非常に重要な器官です。小腸は栄養を吸収する主な働きを担っていますし、大腸がしっかり働かないと体内の老廃物や毒素をきちんと排出できません。

もし腸が丈夫でなければ、とてもではありませんが、体は人間脳を鍛えるというところまでの余力をもつことが難しくなることでしょう。

そうなると、たとえ良質な栄養を摂取しても脳まで届きませんし、むしろ体内に老廃物や毒素が蓄積されることで脳へのダメージのほうが大きくなります。

つまり、腸は脳を支える土台のような役割ですから、順番から言えば脳を鍛える前にまず土台となる腸を鍛えることが大切ということになります。

また植物にたとえるなら、脳が花や実に相当し腸は根のような役割です。花や実といった植物の中核といえる部分も、地中にしっかり張った根が養分を十分に取り込んでくれなければ育ちません。

実は小腸にも腸絨毛(ちょうじゅうもう)と言う植物の根のようなものがモジャモジャと生えているのです。この腸絨毛からしっかりと栄養を吸収するためには、腸内環境が良好である必要があります。

発達障害を持つ子は、アトピーや食物アレルギー、喘息などにかかることが多い傾向にありますが、これらの病気は腸内環境が整っていないことが大きな要因として考えられます。

つまり発達障害の子は腸内環境が整いにくい傾向があるのです。その結果として、人間脳の発達も一層妨げられるということにつながっていきます。

もうひとつ腸が大切な理由として、腸はセロトニンやドーパミンなどの神経伝達物質の産生に大きく関わっているということがあります。

発達障害の原因の一つとして、神経伝達物質の代謝不良が言われていますが、腸が弱いならそれらの神経伝達物質は一層代謝を悪くすることになります。

セロトニンは感情のバランスを保つのに非常に重要な働きをしていますし、ドーパミンはやる気を起こさせるのに不可欠なホルモンです。

ですから、腸をしっかりと鍛えておかないと、脳の発達の面でも大きな損失となるというわけです。

腸を鍛えるには、まず第一に便秘を無くすことです。

そして、乳酸菌やビフィズス菌を活発にして腸内環境を整えることが必要です。

腸内環境の大枠は3歳ぐらいまでで決まるとも言われています。お子さんがまだ幼いなら特にお腹の調子に気を配ってあげてください。乳幼児の便秘についてはこちらのサイトへ

条件3 親のマインド(考え方)

子どもの脳を鍛え、腸を鍛えて、体のスペックそのものを進化に対応するよう十分に高めたなら、あとは進化の妨げとなっているのが親のマインド(考え方)だけです。

子どもは親の考え方・生き方の影響を強く受けます。これには科学的な根拠があり、人間の脳にはミラーニューロンと呼ばれる真似っこ細胞があることが分かっています。

この細胞は自分のまわりの人の考え方のパターンを意図せずにどんどん取り込む細胞で、その働きによって赤ちゃんも周りの大人から自然と学んで生きていくのに必要な能力を身につけることができます。

子どもにとって最も長い時間を共に過ごすのは親ですから、ミラーニューロンの働きからすれば子どもの脳には意識せずとも親の思考パターンが日々インプットされていることになります。

親がいつも心配や不安を抱えて暮らしているなら子どもの脳にも確実に影響を与えていますし、親が子どもの能力を過小評価したり、将来の可能性を低く見積もるなら、子ども自身が自分のことをそのように評価するようになるということです。

だからこそ、親が普段どんなマインド(考え方)と心構えで生活しているのかは、子どもの進化にも大きく影響するということなのです。

先ほどの植物の成長にたとえるなら、根をしっかり張っても、水や日光や土などまわりの環境に問題があるなら、りっぱな花や実がなるのを期待するのは難しいということになります。

といっても、親自身の考え方を変えるのは決して一朝一夕にできることではありません。親も周囲の発達障害に関するネガティブな考えをミラーニューロンによって日々取り込んでしまっているからです。

私の場合は、発達障害について今までのイメージ全く違う視点でとらえ、子どもの可能性に開眼するのに、アスペルガーADHD発達障害改善マニュアルが役立ちました。アスペルガーADHD発達障害改善マニュアルのレビューはこちら

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